KAT-TUNの元メンバーだった田口淳之介が法律違反の薬物所持で逮捕されたニュースは、現メンバーの亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人に暗い影を落とした。不運なことに、薬物関連の逮捕は17年の田中聖に続いてグループで2人目。3人には同情の声が上がっている。
メンバーで唯一、ソロでラジオ、CM、主演ドラマを抱える亀梨。現在放映中のドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)は、折り返し地点を過ぎて、新たな局面を迎えている。
そんな亀梨にとって、忘れられない芸能人がいるという。意外にもそれはたけし軍団だ。
「野球少年だった亀梨が生まれて初めて会った芸能人が、たけし軍団だったのです。神宮球場の軟式野球場で、軍団が草野球をやっていて、それを観にいった亀梨少年が『(一緒に)写真撮ってください!』と言うと、ラッシャー板前、グレート義太夫は喜んで撮ってくれたとか。でも、そのあとに通路を通った井手らっきょからは、『ごめんな。オレ、女としか撮らないから』と断られたそうです(笑)」(女性週刊誌記者)
この言葉が脳裏に焼き付いた亀梨は、ジャニーズ事務所に入所後、井手と会う機会を心待ちしていた。そして4年前、ついにそのときが来た。
「15年8月、“稀代の鬼才”寺山修司さんの生誕80年を祝して、演出家・蜷川幸雄さんが音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』を手掛けました。亀梨は主役を務めています。たけし軍団のつまみ枝豆も出演していたため、井手が鑑賞に訪れました。そのときに亀梨は少年時代の出来事を井手に初めて語ったとか。井手はまったく覚えていなくて、『マジか。ひどい大人だ。悪かったねぇ』と謝り、『だから、ツーショ写真撮ってください』と低姿勢の亀梨と一緒に、満面の笑みで写真に収まったそうです」(前出・女性週刊誌記者)
どこにでもいるような野球少年が、今ではトップアイドル。劇場の廊下でバッタリ会った際、率先して話しかけたのは、主役の亀梨のほうからだったという。
芸能人たるもの、いつなんどきも素人に優しくあれという教訓かもしれない。
(北村ともこ)