ジメジメとした梅雨は、不快で気分も落ち込みがちですよね。実はこの時期、多くの人がプチ不調を感じているようなのです。
ウーマンウェルネス研究会supported by Kaoが2019年3月、首都圏在住の609人(20~50代男女)に実施した「梅雨時期の不調」にまつわる調査では、約6割が梅雨時期に何らかの不調を感じており、症状のトップ3は「だるい」「肩がこる」「頭痛」という結果になったそうです。年中これらの症状を感じている場合でも、梅雨時期になると症状が悪化するなんてこともあるようです。ではなぜ、梅雨はこうした不調が起きやすいのでしょうか?
せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅さんは、「梅雨時期に長期化する低気圧が自律神経を乱すことから、気圧の変動に敏感な人は不調が出やすい」といいます。対策として、第一薬品工業の公式サイトでは、自律神経の働きを整えるために「睡眠をしっかり取る」「生活のリズムを整える」「適度な運動を行う」「リラックスする時間を取る」「食事のバランスに気を付ける」ことを挙げています。
とくに、食物に含まれるビタミン・カルシウム・ミネラルなどは自律神経の働きを整える作用があることから、インスタント食品や偏食に気を付けながら、バランスよくさまざまな食品から摂ることがポイントなんだそうですよ。
また、医師の小林暁子さんの著書「たった3日で自律神経が整う Dr.小林流 健美腸ファスティング」(主婦の友社刊)によれば、喜びを感じて楽しく食べることは自律神経を整える上でとても大切なので、そのときに好きで食べたいものを食べるといいのだそう。盲点でしたが、こうしたメンタル面からの自律神経ケアも忘れないようにしたいですね。