元タッキー&翼の滝沢秀明が芸能界を引退して、はや5カ月が過ぎた。現在は、ジャニーズJr.のプロデュースを手掛けるジャニーズ事務所の傘下の新会社・ジャニーズアイランドの社長だ。そんなタッキーの積年のプロジェクトのひとつである東西Jr.の東京ドーム公演が、8月8日、ついに実現する。自身がJr.時代に立って以来、およそ19年ぶりとなるドーム公演だ。
滝沢がJr.時代からプロデュース力に長けていたのは、有名な話。その背中を見て、学んでいた後輩が嵐の松本潤だ。松本は、滝沢がライブで使う音楽を自宅で編集するのを手伝っており、あるライブでは演出を任されたこともある。
「現在、マツジュンが嵐のライブで演出・構成をしているのは、タッキー魂の伝承とも言えます。最近は後輩を自宅に招いて、海外アーティストの音楽・映像を見て、次代の演出家発掘に燃えているそうです。昨年は、KAT-TUN・亀梨和也、Hey!Say!JUMP・山田涼介と薮宏太、宇宙Six・江田剛という変わった組み合わせが集っています」(音楽関係者)
嵐のバックダンサーを務める宇宙Sixは、メンバーから絶大な信頼を得ている。この日の夜、彼らの前で松本が説いたのは、まだリリース前だったKing & PrinceのデビューCD「シンデレラガール」の素晴らしさだったという。
「同じくマツジュンが目にかけている後輩に、Sexy Zoneの佐藤勝利がいます。2人は、昨年1月期の連ドラ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON ll』(TBS系)で共演した仲です。佐藤はすし職人の見習いでチョイ役でしたが、共演を機に2人きりで飲んだといいます。しかも、マツジュンは夜まで撮影、翌朝も撮影というハードなスケジュールの2時間を割いて、佐藤に会いに来たとか」(前出・音楽関係者)
嵐もSexy Zoneも、同じ5人組(※セクゾは松島聡が病気療養中につき、現在は4人で活動)。シンパシーを感じたのか、これからの佐藤の長所が伸びるよう、松本は懇切丁寧にアドバイスしたという。
滝沢に成り代わって、松本が敏腕プロデューサーを名乗る日が遠くはなさそうだ。
(北村ともこ)