お笑いコンビ・EXITが6月17日、東京都内で行われた回転寿司チェーン「かっぱ寿司」の新商品発表会見に出席し、“闇営業”騒動に揺れる吉本興業から異例のお達しがあったことを打ち明けている。
2014年末、反社会的勢力の宴席における闇営業が発覚した雨上がり決死隊の宮迫博之やカラテカの入江慎也らと同じく、吉本興業に籍を置くEXITのりんたろー。は、会見の席で「色んな事件があったので吉本から“六本木や西麻布には近付くな”と言われました」と明かし、相方の兼近大樹も「限られた人だけが集められて言われたみたいです」と説明。一部芸人に対して夜の繁華街への出禁が言い渡されたという。
今回の闇営業騒動は、“友達5000人”を売り文句に各方面で様々な人脈を築き上げてきた入江の太すぎる業界内パイプがその発端とされており、吉本興業にとっては今後の活躍が期待されるEXITに良からぬ接触があることを懸念したのかもしれないが、“六本木や西麻布”への出禁が直接的な解決に繋がるかについては懐疑の目も向けられている。
「吉本が輩出した“新世代コンビ”として各バラエティー番組で異彩を放っているEXITは、チャラさと謙虚さを武器にしながら高い好感度を誇る若手芸人だけに、夜遊びを封じられるのは芸の肥やしとしては少なくないダメージを負う可能性もあります。また、闇営業騒動を理由に繁華街への出禁を言い渡した吉本に対しては『場所の問題でも無い』『一部分を出禁にしても場所を別に移して闇営業が続くだけ』『出禁にしたから解決する問題でもない』といった異論が続出しています。そもそも、仮に吉本が所属芸人と正式な契約を交わしていないのであれば、六本木への出禁を命じた際にどこまでの拘束力があるのかという疑問も残りますね」(テレビ誌ライター)
新商品発表会見では「クラブと自宅の往復です」と、その“チャラい”私生活を豪語していたりんたろー。だが、「(吉本のお達しにより)自粛しようかな、、」とも語っており、宮迫を含む多くの“闇先輩”による悪影響が明日のブレイクを夢見る若手の芸の幅を狭めているようにも見える。
吉本興業としても再発防止や、巨大芸能プロダクションとしての責任やコンプライアンスを徹底すべき時期に差し掛かっているのかもしれない。
(木村慎吾)