俳優・中村倫也が6月21日に放送された音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演。実写映画「アラジン」の日本版主題歌「ホール・ニュー・ワールド」をミュージカル女優の木下晴香とともに披露している。
現在公開中の大ヒットディズニー映画「アラジン」の日本語版でアラジン役の吹き替えを担当している中村は、王女ジャスミン役の木下とデュエット。
スタジオには木下のみが登場し、生放送のスタジオに駆け付けることができない中村は“魔法の力”で共演。特殊な形でのパフォーマンスとなったが、中村の優しい歌声と、木下の伸びやかな歌声は見事なハーモニーを奏で、視聴者を魅了した。
そんな2人のパフォーマンスだが、ネット上の反応を見ると「え、中村くん、普通に歌上手いじゃん」「確かに木下さんと比べると物足りないけど、下手ではないよね」「歌に自信がないから生出演を回避したのでは?」など、中村の歌声に関して触れた投稿がほとんどだ。
「実はネット検索で中村の名前を検索すると、『中村倫也 歌 下手』という予測ワードが出てくるなど、ネット上では歌声を酷評されていました。原因としては4月に行われた主題歌お披露目イベントで、同楽曲を初披露していますが、中村は映像でも分かるほど明らかに緊張していました。その動画を見た人たちの間で歌が下手という評価が拡散されてしまう不運に見舞われたのです。それにパートナーの木下は歌唱力に自信がある出場者がカラオケで熱唱する音楽番組『全日本歌唱力選手権 歌唱王』(日本テレビ系)で決勝に進出した実績もある実力者ですから、やはりそこと比較されてしまうと歌唱力の差が大きいこともあって、中村の歌声が霞んでしまうという部分はあるでしょう。しかし、今回の番組での歌声を聞く限りでは分かりやすく音を外していたなどのミスはありませんでしたから、その歌声を聞いて想像していたよりも上手いと感じた人が多かったようですね」(エンタメ誌ライター)
映画のプロモーションもかかった大事なアピールの場。この状況において、雑音を封じる前評判以上のものを出すことができたようだ。
(田中康)