嵐の櫻井翔といえば、メンバー唯一の大卒で、「news zero」(日本テレビ系)の月曜キャスター。インテリジャニーズの開拓者にして筆頭。現在は、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)でも有吉弘行と司会を務めている。そのうえで、毎年夏には大型歌番組「THE MUSIC DAY」(日本テレビ系)の総合司会も担う。今年は7月6日に、およそ9時間生放送でオンエア。7年連続の大役だ。
現役アナウンサーも舌を巻く櫻井の司会ぶりは、完ぺきと呼ぶにふさわしい。ところが、ジャニーズアイドルとしては意外な欠点があるという。
「櫻井はダンスが不得意なのです。メンバー5人で群を抜いてダンスがうまいのは、振り付けの経験も豊富な大野智。かつて、わずか2時間でダンスをマスターしなければならないという時、真っ先に覚えたのは大野だったということがありました。対して、櫻井は遅く、突然動きを止めて、うなだれたりパニックになって右往左往したり、開き直って創作したり(笑)。レッスン場では、6~7割程度しか体に入れられないといいます」(アイドル誌ライター)
大野、相葉雅紀、二宮和也、松本潤のほかの4人は、2時間で10割の完成度。付いていけない櫻井は、自主練を重ねてようやく追いつくという。それでも、本番当日にはバッチリそろえられるというから、さすがジャニーズだ。
「ジャニーズJr.のころからダンスは不得意だったのか、まだ先輩のバックダンサーを務めていたころには、とんでもミスをしています。ある曲の中盤で、いったん舞台袖にはけて、オレンジ色のナイロン地のスタジャンを着て、再び出るという進行がありました。早着替えはスピード勝負のため、スカジャンはあらかじめ全部のボタンを留めておいて、上からかぶるという方法をとります。ですが、急いでかぶって着たので上下が逆になってしまったんです。かぶった瞬間にズルズルと腰まで落ちてしまい、ナイロン生地を腰のあたりでモゴモゴさせながら踊ったそうです。当然、上半身は何も身に着けていません。1人だけ、胸の先っちょをさらしていたそうです」(前出・アイドル誌ライター)
赤っ恥をかいた10代のころの櫻井。嵐結成後は優等生キャラになったため、今ではバックダンサー時代は振り返りたくもないかもしれない。
(北村ともこ)