“おぼん芸”が人気のお笑い芸人・アキラ100%が、本格的に俳優として始動。7月6日に公開の映画「こはく」では、俳優・井浦新演じる主人公・亮太の兄・章一役として準主役を演じている。
「映画『こはく』は、兄と弟2人が子供時代の淡い思い出を頼りに父親捜しをするという人間ドラマ。映画の舞台となった長崎県では6月21日から先行ロードショーも行われています。今回アキラは芸名ではなく本名の“大橋彰”で出演しています。監督を務めるのは横尾初喜氏。アキラ100%は2017年にも彼が監督を務めた映画『ゆらり』に出演しています」(スポーツ紙記者)
横尾氏とアキラ100%の縁は深い。横尾氏はアキラ100%と出会った時、まさか彼が芸人だとは全く思わなかったという。
「7月5日配信のニュースサイト『ガジェット通信』によると、横尾氏は前回監督を務めた映画『ゆらり』にアキラが出演した際のエピソードに触れ、『少し哀愁の漂う役柄で、かつユーモラスな一面もある難しい役を見事に演じていました。僕はコメディも好きなので、素敵な役者さんだなと思っていました』とその演技力をベタ褒め。その後テレビで、アキラがマッパでお盆を持って登場している姿を見て『ビックリしましたよ。〈あの大橋さんが“アキラ100%”さん?〉って(笑)』と、当時の衝撃を語っていました」(エンタメ誌ライター)
横尾監督が絶賛するアキラ100%(大橋彰)の演技力。実は彼は元々“俳優志望”で20代の頃は椎名桔平の付き人をやっていた事は、知る人ぞ知る話だ。映画「こはく」の公式サイトでアキラ100%は「元々は役者を目指したのがキッカケで芸能の道を選んだのです」として「作品に参加することができて本当に光栄です。なにより、声をかけていただいた横尾監督に感謝します」と喜びを語っている。
「アキラ100%は去年の正月に放送された『第51回爆笑ヒットパレード2018』(フジテレビ系)で、お盆ではなくシガーボックスで秘部を隠すというネタに挑戦。しかしボックスが落下、放送事故を防ぐため土下座するという失態を演じてしまいました。以降あまりテレビでは姿を見かけることも少なく、イベントなどの営業は続けていたみたいです。今回の映画出演をきっかけに、俳優としての活動も増えていくのではないでしょうか」(放送作家)
お盆芸の失敗から、念願叶って映画の準主役を射止めたアキラ100%。人生どこで転機が訪れるのか、分からないものだ。
(窪田史朗)