7月1日に発表された「2019上半期タレントCM起用者数ランキング」(ニホンモニター)で、有名男性アイドルの意外な人気度が判明した。
これは今年上半期、東京地区のキー局で実際にオンエアされたCMをカウントして、男女別に集計しランキングにまとめたもの。男性部門トップは、嵐・相葉雅紀とお笑いコンビのサンドウィッチマンで、9社のCM出演。女性部門トップは、インスタグラムのフォロワー数日本一を続ける渡辺直美で13社のCM出演。この結果について、とあるジャニーズウォッチャーが解説する。
「相葉は2015・2016年の年間CMキングで、昨年同期も2位に輝いています。他のメンバーも櫻井翔と二宮和也が8社で2位、松本潤が7社で3位に入りました。ですが、リーダーの大野智はランキング外。嵐はグループで出演するCMが複数社あるので、残りは単体での契約の差となります。嵐は1月に活動休止会見を行いましたが、事前説明は十分であり、休止前のフル回転も前向きに受け取られた関係で、その後の活動に悪影響は“ほぼ”なかったといえます。しかし、大野のみは“活動休止の言い出しっぺ”というイメージが付着、単体での活動も極力控えていたとあってファンの間での人気とは裏腹に、一般的な訴求力は最も少ないメンバーであると言えると思います」
確かに、大野の活躍をテレビで見る機会は現状、嵐として出演する番組のみ。単体でのCMは2社に留まっている。2021年からのタレント活動休止を宣言しているのだから、あえて起用するメリットがあるとは言い難いのかもしれない。
それでは、解散して2年経つ「新しい地図」の面々はどうだろう。香取慎吾と草なぎ剛は7社と契約、3位に入っている。しかしながら、稲垣吾郎はランキング外だ。この差は何か?
「稲垣のCMは3本。いずれも香取や草なぎと共演しているもの。実は、草なぎは主演でないと仕事を引き受けないが、一方の稲垣は脇役でもOKにしているそうです。これは、俳優業をやっていくうえで、より多くの作品出演の機会が見込めるという利点はありますが、こと、広告起用という観点では“主演級”という評価を得づらいというわけです。それでいて、プライベートでは“ヒロくん”という年上の男性との関係も明らかになっているなど、無用にミステリアスなイメージがあり、そちらもマイナス要因となっているようなのです」(芸能ライター)
とはいえ、これはランキング上位者における“トップランカー”の争い。彼らが売れっ子のスターであることに異論を挟む余地はないのだが。
(塩勢知央)