法律違反の薬物所持の罪で起訴されたKAT-TUNの元メンバー・田口淳之介被告と元女優・小嶺麗奈被告の初公判が7月11日、東京地裁で開かれた。
報道によると田口被告はスーツ姿で髪型もバッチリと決め、小嶺被告はストライプのブラウスに緑のパンツ姿、ナチュラルメークという出で立ち。
起訴状によれば、ふたりは06年頃から交際開始。20歳の頃からパニック障害に悩まされていた小嶺被告は、悪質ファンによる嫌がらせに神経をすり減らせ、09年頃から睡眠障がいや摂食障がいを患うようになり、ストレスから逃れるため薬物に手を出すようになったという。また田口被告はその半年後、小嶺被告から使用を告白され、好奇心から使い始めたという。
小嶺被告は田口被告について「今まで出会った人の中で一番優しい」と語り、16年にジャニーズ事務所を退所した田口被告からプロポーズを受けたが、「ファンの方のことを考え、入籍はやめました」と述懐。今後については「交際を続けていきたい。続けられるなら結婚したいと思っています」と“法廷プロポーズ”。田口被告は小嶺被告の顔をじっと見つめ、聞き入っていたという。
そして田口被告は、自粛中の芸能活動を続ける意思を示し、「彼女は今まで、私やファンの方に気を使って、自分自身をすり減らしていたと思う。彼女に真摯に向き合えていなかった、僕自身の責任だと思う。これからはお互い法律違反の薬物だという認識を持って、注意し合いながら生きていきたい」と、ふたりで立ち直りたいと宣言した。プロポーズを受けた形となった田口被告に、小嶺被告はあふれる涙をぬぐっていたという。
しかし、ネット上は「バカ丸出し」「まだクスリが抜けてないのか」「なに裁判中に幸せ噛み締めてんの?」「劇場型プロポーズ(笑)お好きにどうぞ」「まるでドラマ。あきれたよ…。ふたりはお互いから離れないと薬物を止められないのでは?」などといった厳しいツッコミが殺到している。
「ふたりが反省し、やり直そうと思っていることは伝わってきました。しかし、再犯しやすい罪状ではあるので、今後もふたりが一緒に暮らして更生できるのかは懸念される部分でしょう。今後の生活に注目が集まりますね」(芸能記者)
検察側はふたりに懲役6月を求刑、弁護側は執行猶予を求めた。判決は30日に言い渡される。ふたりは果たして立ち直れるのか。
(石見剣)