嵐が7月13日に放送されたTBS音楽特番「音楽の日」に初出演し、メンバーの大野智が番組司会の中居正広とかつて同局系で放送されていた歌番組「うたばん」で見せていた定番の“下剋上コント”を繰り広げて、話題となった。
「うたばん」は中居と、とんねるずの石橋貴明がMCを務めた96年から10年まで放送された音楽番組で、嵐がゲスト出演した際、大野が中居に対して下剋上のために暴言を吐き、中居がそれにキレると嵐の他のメンバーや石橋が止めに入るというのがお決まりとなっていた。
嵐とのMCトークで、中居は嵐が20年いっぱいでグループとしての活動を休止することに触れていき、「休むってのは、大野くんどうなんでしょうかね」と、大野に丁寧に質問。すると、大野は唐突に「お前が休め!」と暴言を吐き、これに中居はお決まりのように激怒。
「今、全然流れが悪い」「『お前が休め』っておかしい」と不満を口にし、同じく司会進行の安住紳一郎アナウンサーの影に隠れる大野に向かっていくも、他の嵐のメンバーたちになだめられていていた。
この懐かしのコントに嵐・櫻井翔は「この感じ、懐かしい」と思い出に浸っていたが、約9年ぶりにみるやりとりに双方のファンからも「懐かしくて不覚にも笑ってしまった」「やってくれないかなって思ってたけど、ホントにやってくれて嬉しかったな」「タカさんもいたらさらに完璧だったのにな」「中居くんも嬉しそうだったな」など、大満足の声が上がっている。
「11年から毎年夏に放送されている同音楽特番ですが、嵐が出演することが決まった時にはすでに“下剋上コント”を期待するファンの声で盛り上がっていました。ですが、ジャニーズ事務所内部の確執などもあって、実現するのはなかなか難しく、嵐のパフォーマンスは事前収録でVTR出演なのでは…と予想するファンも多かったですから、まさか生放送でこのやりとりが見られるとはいい意味で期待を裏切られましたね。ただ、当時の番組を視聴しておらず、このコントの存在を知らない10代の視聴者も当然いますから、そういった層からは『大野くん、急にどうしたの?』『やっぱり、SMAPとは仲悪かったの?』など、コントとは伝わっておらず、心配する声も上がってしまいましたね(笑)」(エンタメ誌ライター)
タレント同士の仲は良好であることがしっかりと伝わってくる嬉しいサプライズとなったようだ。
(権田力也)