コラムニストでタレントのマツコ・デラックスが、月曜コメンテーターを務める「5時に夢中!」(TOKYO MX)での元SMAPの稲垣吾郎との共演NGを出していたと、8月1日発売の「週刊文春」が報じて話題となっている。
記事によると稲垣は、ジャニーズ事務所退所後初の地上波生放送出演だった2017年10月24日放送の「5時に夢中!」で好評を得たため、局と所属事務所で稲垣を月イチの準レギュラーに起用する案が持ち上がっていたが、マツコの所属事務所より「稲垣を出すならマツコは降板する」と圧力をかけられ、稲垣準レギュラー計画は潰れたのだという。
「マツコは『5時に夢中!』の名前を有名にした功労者ですからね。事務所から強硬に抵抗されたら、MXとしてもあきらめざるを得なかったのでしょう」(芸能ライター)
マツコは文春の取材でこの件について否定せず、「新しい地図」の置かれている状況について持論を展開したというのだ。マツコ曰く「もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ」「SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか」とのこと。
さらに稲垣について「いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違う」と語り、「あの三人を使うならキンプリ(King & Prince)を使いたいんですよ。それがテレビ。なめるなって話です」とも発言したのだという。
マツコの発言に対し、ネットでは「マツコって視聴者の側に立って、歯に衣を着せない物言いをしてくれるのが魅力だったのに」「マツコはいつからジャニーズに忖度するようになったのか」「ジャニーズに完全に取り込まれてしまったマツコには魅力がない」「吾郎ちゃんが出ると番組のカラーが一色になっちゃうって、完全に吾郎ちゃんのマンパワーを警戒してるじゃん(笑)」など、大ブーイングが起きているのだ。
「マツコは元々、雑誌連載でジャニーズ偏重のテレビ業界を批判するなど、弱者やマイノリティに寄り添いながら、本質を突いた切れ味鋭い論調が魅力でした。しかし、一部報道では『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で関ジャニ∞の村上信五と共演するようになったことをきっかけに、ジャニーズ事務所のメリー氏との親交を深めたという話もあり、そういった“立場”からのコメントなのではという指摘も上がっているくらいです」(前出・芸能ライター)
ネット上も「ジャニーズへの忖度というより、マツコへの忖度が優先されるのか」「マツコが圧力かけてるように見える」「視聴率は正義なんだね」との声が噴出。果たして、マツコは今後も視聴者の胸がすくような共感を得ていくことができるだろうか…注目が集まりそうだ。
(石見剣)