この冬、日本酒を熱燗でいただき、ぽかぽか温まってほっこり過ごしたという人も多いことでしょう。実はこの日本酒、最近の研究で“肌の保湿効果”があることが実証され、大いに注目を集めているんです。
その保湿効果を発表したのが、金沢工業大学のバイオ・化学部の応用バイオ学科。日本酒の主成分で麹菌が作り出す「α-EG」と呼ばれる旨み成分の中に、保湿機能があることを確認したのだそう。
しかも肌に塗ると、15分から2時間で肌の水分蒸発を抑える速攻性があることもわかったんです。肌に塗っても、飲んでも、コラーゲンの量を増やし、保湿力が高まるなんて凄いですね。
そもそも、日本酒は他のお酒よりも体の温め持続力が高いといわれてきました。さらに研究が進めば、血行が良くなり、冷え対策にも使えそうですね。
また、秋田大学の研究では、日本酒を飲んでいる人は肝硬変による死亡リスクが極めて少ないことが確認されているなど、日本酒の効果はまだまだ知られていないことが多そうです。
今後はこの保湿力を活かした「日本酒コスメ」の登場が期待できそうですね。