いまや常備菜や作り置きは当たり前になってきていますが、主婦にとっては時短や効率化などのよい面ばかりではないようです。実際のところ、カビが生えたり腐らせたりしてしまうことも多いようなのです。とくに、夏場は食中毒の心配もありますから、何とかしたいものですよね。会社員でありながら料理家でもあるスガさんは、著書「身につく作り置き」(セブン&アイ出版刊)の中で、作り置きのルールとして、食中毒予防を徹底することと述べています。そこで、その方法をいくつか紹介していきましょう。
■食材を購入したらすぐしまう
食中毒予防は、食材を購入したところから始まります。すぐに冷蔵庫や冷凍庫にしまうのだそう。
■作ったら早く冷まして冷蔵する
おかずを入れる容器は消毒し、作ったおかずもできるだけ早く冷まして冷蔵保存します。
■キッチンも消毒
アルコール除菌するなどしてキッチンを清潔にします。手洗いと消毒は、徹底することがポイントだとか。
■肉や魚を触った手で、他の食材は絶対に触らない
肉や魚を触った手で、他の食材は絶対に触らないこと。卵をケースから出し入れするときも同様です。
■食材はよく洗い、具材に火をしっかり通す
野菜は、使う前によく水洗い。火入れするものは、中途半端ではなくしっかりと具材の中まで火を通すこと。中途半端だと雑菌が繁殖するとか。
■スパイスを使う
とうがらしやにんにく、しょうがなど、殺菌効果の高いスパイス系を使うのもオススメ。その他、酢漬けやオイル漬けも作り置き向きだそう。
■きれいな箸を使って取り出す
料理研究家である岩崎啓子さんの著書「太りにくいカラダをつくる 食事のはじめに食べる! 作りおき健康サラダ」(PHP研究所刊)によれば、総菜を取り出すときにはきれいな箸を使うこととしています。使用中の箸を使うと、腐敗の原因にも。保存容器を入れ替えたりするときにも要注意だとか。