韓国の男性ヒップホップグループ・防弾少年団(BTS)が8月12日、デビュー後初となる公式の長期休暇に入ることが発表され、様々な憶測を呼んでいる。
所属プロダクションのBig Hitエンターテインメントが公式ファンコミュニティにおいて発表したところによれば、「ロッテ免税店ファミリーコンサート」が長期休暇前最後のイベントとなり、休みなく活動してきたメンバーらの“リフレッシュの時間”を設ける為の休息になるという。
また、BTSの所属事務所による声明文には、「(休暇期間は)短いが、平凡な20代青年として日常の生活を楽しむ時間だ。予想できないところで防弾少年団に会ってもメンバーが個人的な時間を十分楽しめるようにファンのみなさんのご配慮をお願いする」との文言も添えられ、メンバーのプライベートに対するファンの良識ある対応を要請。リフレッシュの休暇を終えた後は、引き続きファンの期待に応えていく姿勢であることも示していた。
しかし、BTSといえば、昨年に“原爆Tシャツ”着用騒動が大きな波紋を呼んだばかり。加えて、現在は日本と韓国の双方首脳陣を始め、様々なシーンで“日韓対立”の構図が蔓延しているとされることから、今回のBTSの長期休暇の理由についてもネット上では次のような憶測が飛び交っている。
「2013年の活動開始から初の長期休暇に入るということで、“なぜ今?”との疑問が多く寄せられており、メンバーのリフレッシュの為という事務所の公式発表に対して『色々問題があって世間的な沈静期間を取る。というのが正解じゃないか?』『反日問題もあるので沈静化の為に雲隠れ、が長期休暇だと思う』との指摘が出ています。また、“原爆Tシャツ”の騒動以降、日本における彼らへの心象が悪化の傾向にあることから、『永久にリフレッシュしてて下さい』『日本にさえ来なければ何しても結構です』などといったヤジも飛んでいます」(テレビ誌ライター)
もちろん、アジアだけでなくアメリカにおいても多大なる実績を誇り、世界を股にかけたワールドワイドな活動を続けてきたBTSだけに、疲労が蓄積しているというのも事実だろうが、休暇からの復帰後はさらに磨きのかかったパフォーマンスに期待したいところ。
BTSのアーティストとしての才能に疑いの余地は無く、今後は余計な火種が彼らの活動の足かせとならないよう祈るばかりである。
(木村慎吾)