お笑いコンビ・フットボールアワーはこの先このままで大丈夫なのか。そんな声が聞こえてきたのは8月17日に放送されたお笑い特番「ENGEIグランドスラムLIVE」(フジテレビ系)の直後だ。
劇場の舞台に2人で出演することが少なくなったフットボールアワーはこの日、生放送の番組に出演しているというリアルな状況を活かしたネタを披露。一人暮らしの岩尾望が「この番組を見て自分の不在を知った泥棒に、自宅が狙われているかも」と、次から次へと不安をつのらせ、自宅で飼っているトイプードルのつくしちゃんに何かあったら大変だからと、早く漫才を終わらせて帰宅しようとするも、漫才の締めである「もう、ええわ」を後藤輝基がなかなか言わず。やっと終わった暁には、岩尾はダッシュでステージどころかスタジオから飛び出し、後に明かされたところによると本当に帰宅したそうで、さらに視聴者を笑わせた。
「笑いを取ることに本気な岩尾に対し、軽く流しているだけのように見えた後藤の態度にネット上では『後藤が芸人を放棄した!』『司会者として安定した俺がお笑いに遊びに来てやったって感じ?』『岩尾との温度差がハンパない』『後藤が大物ぶっててダサい』『フットボールアワーの後藤はもういない。司会者の後藤がいるだけ』など、辛辣な声が続出しているようなのです」(女性誌記者)
たとえツッコミに定評のある後藤だが、この日は完全に岩尾の独壇場。03年M‐1グランプリ優勝の栄光は、この日の後藤には見る影もなかったようだ。