5人それぞれのキャラクターがはっきりし、バランス抜群の五角形を描いている嵐。社交性にあふれ、気前がいいのは松本潤。その真逆が二宮和也。自他ともに認めるインドア派で、朝から翌朝までゲームに興じることが珍しくないと、自ら明かしている。そのうえで、包み隠さず「セコい」と胸を張る。どうやらそれは本当らしい。
「二宮の財布の紐の固さを証明したのは、1年後輩の関ジャニ・錦戸亮。2人は、08年に放映された連ドラ『流星の絆』(TBS系)で共演しています。このとき、2人で食事に行ったそうですが、お勘定をしたのは、いつも錦戸。二宮は最初、ポーズで『僕が払う』と言うそうですが、錦戸が『いや、僕がおごりますよ』と言うと即快諾。いつしかそれが、恒常化したそうです」(芸能関係者)
この数年は、自身のキャラクターを“セコい”に位置づけている感がある二宮。しかし、最近はそんなイメージを払拭するような行動が目撃されている。
「昨年放映された、二宮の主演ドラマ『ブラック・ペアン』(TBS系)。大病院のなかで、巨大組織を相手に立ち向かう人間たちが繰り広げた、重厚感あふれるドラマでした。ニノは天才外科医を、後輩の研修医を竹内涼真が演じましたが、この現場に二宮が差し入れをしたんです。それも高価なお弁当。さらに、ラーメン店をまるごとデリバリーしたそうです」(前出・芸能関係者)
ジャニーズの主役タレントが、カフェやハンバーガーショップ、ラーメン店を従業員ごと撮影現場に手配することは珍しくない。しかし、二宮の場合はセコいイメージが強いだけに、落差があったのか。キャスト、スタッフのテンションは高まりっぱなしだったという。
ちなみにそのラーメンを手配したのが二宮であることは、ドラマのスタッフによって現場に広まった。自慢しない二宮。カッコいい男だ。
(北村ともこ)