NGT48の中井りかが8月21日、インスタグラムにて美容整形に厳しい声を寄せる風潮に苦言を呈した。7月には急性胃腸炎と思われる急病でレギュラー番組を休んでいたが、その際に寄せられた根拠のない批判について「整形したとかなんだとか言われてたらしくマジでうざかった」とキツい言葉で応酬だ。
そして自身は整形していないと明かししつつ、整形手術を受ける人は人生をより良くするために行っているとし、「どんだけ痛い思いしてどんだけ金払って美しさを手に入れたと思ってんや」と、安易な整形批判への反発心を明かしていた。
その中井に限らず、数多くのアイドルや女優らが整形を疑われているのもまた事実。それでは実際のところ、どれほどの芸能人が整形手術を受けているというのか。ベテランの芸能記者がささやく。
「その問題を論じるにはまず、どこからが整形なのかという線引きが必要。骨を削ったり鼻骨代わりのシリコンを入れるなど、骨のレベルで形を変えるケースは誰しもが整形だと認めるところでしょう。それに対して目を大きく見せる目頭切開や、二重まぶたを固定化する埋没法などは、最近の基準ではメイクの延長線程度と理解されるようになっています。またボトックス注射やヒアルロン酸注入など、しばらく放置すると元の肌に戻る施術も美顔術の範疇であり、こちらも整形と呼ぶのは言い過ぎでしょう」
それに加えて最近は、メイクの技術が大きく向上。「こんなの絶対に整形だ!」と思うほどの顔つきが変わっても、実はメイクで作れるというケースも珍しくないようだ。
「ざわちんのものまねメイクが性別すら超越できるように、目を大きくしたり鼻を高く見せるメイクはもはや常識。お笑いコンビ『ゆにばーす』のはらが、まさかの美人白ギャルに変身する詐欺メイクでは、メイク指南の著書まで出したほどです。顔の輪郭も髪型でカバーできますし、ネット民が整形呼ばわりしているタレントはほとんどが、メイク術の恩恵を受けている人ばかり。そのメイクに前述の目頭切開や注射を組み合せれば、顔の内側にメスを入れることなく、顔つきを大きく変えることができるのです」(前出・芸能記者)
逆に言えば、メイクを落とせばまるで別人のような顔つきになるということか。タレントの見せる“すっぴん”は多くの場合、すっぴん風メイクに過ぎないと言われるが、本当のすっぴんは決して目にしないほうがいいのかもしれない。
(白根麻子)