女優・杏が4年ぶりに主演しているドラマ「偽装不倫」(日本テレビ系)の第7話が8月21日に放送され、平均視聴率11.3%と二桁視聴率を記録。その中で、杏演じる鐘子の姉・葉子(仲間由紀恵)の夫・賢治を演じる谷原章介の“サイコパスな夫”ぶりに、俄然注目が集まっている。
「このドラマは、杏演じる32歳の独身女性・濱鐘子が、婚活を諦め旅に出る機内で年下のイケメン伴野丈(宮沢氷魚)と出会い、思わず“既婚”と偽ったことから始まるラブストーリー。なかなか独身であることを言い出せない鐘子(杏)に、イライラする視聴者も多かったようですが、第7話で賢治(谷原)の本性が明らかになり視聴者も大興奮。主役の座を鐘子と丈からさらってしまったようです」(テレビ誌ライター)
その場面とは、ドラマの後半。家に帰りたくなかった葉子(仲間)が、妹・鐘子(杏)を飲みに誘う場面で賢治(谷原)の知られざる素顔が明かされる。
「賢治は子供が欲しいから自分と結婚した、と告白する葉子。『二人の時間を過ごしたい』という葉子に賢治は『いや、葉子はもう35歳だから待ったなしだよ』『もし女の子なら、もう一人産んでもらうから』と、葉子の存在をまるで“子供を産むための道具”のように扱う賢治の本性を知った視聴者からは『けんじこぇー』『発言がクズだね。葉子が嫌がるのも分かる』『谷原章介さん最高っす!流石っすね!上手いっすね』といったコメントがネットに殺到。過去に生番組『王様のブランチ』(TBS系)のMCを務め、明るく爽やかで誠実なイメージが強かった谷原だけにファンに衝撃を与えたようです」(前出・テレビ誌ライター)
視聴者に衝撃を与えた原因は、実はこれだけではない。仲間と谷原は、2005年ヒットドラマ「ごくせん」(日本テレビ系)で共演。その中で仲間演じる“ヤンクミ”こと山口久美子が、同僚の九條先生(谷原)にバレンタインチョコを贈るも、ホワイトデーにお返しチョコをもらえずフラれてしまうという、悲しい過去があったのだ。
「それだけに今回のドラマで二人が結婚していることがわかると、ネットでは『ヤンクミ、九條先生と結婚できてよかったね!!!』といった祝福コメントが寄せられていました。そうした伏線があったからか、谷原演じる賢治のサイコパスな夫ぶりには驚きの声が上がっています」(女性誌記者)
主役の二人をすっかり食ってしまう結果となった谷原章介。今後の展開から、目が離せそうもない。
(窪田史朗)