夏に肌の乾燥を気にすることはあまりないかもしれません。でも実際、肌の乾燥を感じている女性は多くいるようです。
課題解決型の化粧品・サニタリー用品の企画・開発をするカエタステクノロジー社が2019年6月に実施した「夏の乾燥に関する意識調査」によると、66.4%の人が5~9月の夏頃に肌の乾燥を感じている一方で、冬に比べて乾燥対策をしている人は少ないことが分かったとか。そして、その原因はエアコンや紫外線からの影響なんだとか。いったいどういうことなのでしょうか?
カエタステクノロジー社CTOで技術責任者の加藤木健さんによると、「肌の乾燥の原因の一つとして、空調の効いた室内と室外の寒暖差」が挙げられるといいます。肌の保水量が減少するメカニズムは原因別に諸説あるものの、それらに共通するのは体表の皮脂量と水分量のバランスが一時的に崩れた状態であることなんだそう。
一般的に、皮脂量は肌水分量ほどドラスティックに増減することはなく、とくに発汗は体表面の緊急冷却が目的のため、汗とともに体表の皮脂が流出することで肌の保水量が一時的に低下、その後の肌トラブルにつながりやすいといわれているとか。そう考えると、汗をかく夏場は、より乾燥しやすいといえそうですね。
夏でも油断せず、冬と同じようにハンドクリームやボディクリームなどでの乾燥ケアを続けることは大切のようです。ぜひ実践してみてくださいね。