吉本興業に所属するお笑い芸人のキートンが8月26日に自身のツイッターアカウントを更新し、「謹慎してない芸人にも仕事を入れろ」と同社へ物申している。
闇営業騒動が過熱する以前から、たびたび吉本への不満や恨み節をツイートしてきたキートン。26日更新のつぶやきでも「世間はすっかり興味を無くしているが、謹慎芸人が復帰したのは唯一の明るい話題。私も嬉しく思います。が、謹慎してない芸人にも仕事を入れろと思います」と、自身を含めた“謹慎してない芸人”への扱いに不平を漏らし、続けて「そして、何も無かったように、何も変わっていないのは立派。と流行りの褒め殺し」とも綴った。
「吉本にとっては、今回の騒動に対する応対として新たに専属マネジメント契約とエージェント契約の導入を実行し、これまでの“契約しない”スタイルから脱却したことで、収束を図りたいところでしょう。また、現在の世間の関心が復帰を果たした謹慎芸人に集まっていることから、その部分のケアに労力を費やしているのかもしれません。そうした会社の姿勢にまたしても異議を唱えたキートンですが、実力主義のお笑いの世界で不平不満ばかりを漏らすツイートには『芸人さんの世界は事務所が全部用意してくれるぬるい世界なんですか?』『文句言わんと売れたら済む話』とのリプライが寄せられ、ネットでも『我々が君を見たいと思わせる努力をし、テレビ局が君を使いたいと思わせる努力をもっとする事。そうすれば会社が君を売りたいと思うんじゃないのか?』『芸を磨くしかないよ』などと反論を受けています」(テレビ誌ライター)
キートンは過去にも吉本からの明細を公開し、話題を呼んだが、肝心の芸やネタで世間の注目を集めるには至っていないのが現状だ。“変わらない”吉本興業を非難するよりも、まずは自分自身の成長に努めるべきなのかもしれない。
(木村慎吾)