伝説的な人気音楽デュオ「CHAGE and ASKA」のASKAが8月25日、同デュオからの脱退を公式サイトで表明した。この日はデビュー40周年に当たり、その記念すべき日に残念な決断を下す形となった。
当のASKAは今回の脱退が、自らの薬物事件と結び付けられる立場にあると認めたうえで、「それでも構わないと思っています」と断言。その一方で長年のパートナーだったChageに対しては、「彼の弁護士を通じて、『できれば、ふたりで会いたい』と、連絡がありました。そんな大事な言葉さえ弁護士を通して伝えてきた…」と綴り、すでに二人で直接話もできない状態をにじませていた。
「ASKAとしては、Chageの態度があまりにもよそよそしいとアピールしたかったのかもしれません。しかし薬物事件で逮捕されたことによりチャゲアス作品が回収されるなど、これまでの経緯を考えれば、弁護士を挟んでコンタクトするのはむしろ当然のこと。それゆえ世間からはASKAに対して《身勝手な言い訳》との批判が噴出しています」(芸能記者)
それにしてもなぜ、デビュー40周年という晴れがましい日に自らの脱退を発表したのか。どうせ脱退するなら薬物事件の直後でも良かったし、これまで脱退していなかったのであれば、チャゲアスのままでいても良かったはずだ。しかしASKAにとっては最近、脱退を決意したくなる出来事があったという。芸能記者が続ける。
「8月17日放送のお笑い特番『ENGEIグランドスラムLIVE』(フジテレビ系)にて、Chageは大物演歌歌手の水谷八重子こと友近とデュエットしながら登場。一部からは《Chageなにやってんの!?》と失笑も漏れていましたが、ASKAから見ればこの出演は自由の象徴に見えたのかもしれません。薬物事件の影響で自由な音楽活動もままならないなか、同じ音楽活動ならともかくバラエティ出演と来た日には、もはやChageと自分が同じフィールドにいないと思い至ったのではないかと。それならASKAが、チャゲアスを終わらせようと決断しても不思議はないはずです」
ASKAにとっては、笑って済ませるというわけにはいかなかったのかもしれない?
(白根麻子)