日本テレビでは25年ぶりに2クール放送となったドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)も、とうとう9月8日放送の第20話で最終回を迎える。ところが今になって「タイトル詐欺」という声がネット上で聞かれるようになった。
6月30日から「反撃編」として新章がスタートし、新キャラの二階堂忍を演じる横浜流星が登場。最愛の菜奈(原田知世)を殺された主人公の翔太(田中圭)をアシストする役割かと思いきや、かっこいい武闘派シーンやAIでの真犯人の割り出しシーンなどがあり、翔太以上の存在感を発揮。翔太が真犯人を見つけて反撃するからこその「反撃編」だと思っていたら、そんなシーンはまったくないどころか、亡くなった菜奈を思い出しては「会いたいよ」とメソメソしてばかり。ネット上では8月25日放送の第18話で、南(田中哲司)が娘を殺した犯人が田宮(生瀬勝久)だと思い、包丁を持って問い詰め迫るようなことを「反撃」と呼ぶのではないか、このまま翔太は「反撃」することなく終わるのではないか、翔太が仇を討つシーンもないのに「反撃編」では「タイトル詐欺」ではないのかと指摘する声があがっているのだ。
「しかも、これまでに殺人犯たちが捕まった理由はすべて自首。警察や翔太の捜査の成果ではありません。翔太役の田中が二階堂役の横浜登場から主役の座を奪われたかのように影が薄いのも、タイトル詐欺と指摘されてしまう理由の1つなのでしょう」(テレビ誌ライター)
せめて最終回だけでも、翔太が真犯人に反撃する姿を見せてほしいものだ。