斎藤工と石田ゆり子が出演するフジテレビ木曜劇場「医師たちの恋愛事情」。外科医を演じる斎藤と石田の二人の恋の行方はもちろん、その他様々な個性を持つ医師たちの恋愛模様が、物語とともに進展しはじめている。
とは言えそこはドラマ。現実の医療現場ではこんな甘いラブストリーは展開しない。ではリアルな医師たちの恋愛事情とはどんなものか。地方の大学病院に勤める看護師・ケイコさん(仮名・33歳)に実情を聞いた。
「医者と看護師、医者と医者というカップルはいないことはないけれど、滅多に見ませんね。勤務シフトを合わせるのが大変だし、お互いにプライドが高くて上手くいかないことが多いみたい。ただ、遊びで看護師にちょっかいを出す医者は多いですよ(笑)」
ただし、交際ではなく結婚となると話は変わるらしい。
「女性の親が医師という場合、結婚相手は医師でないとダメということは結構ある。開業医だと跡継ぎが必要なこともあるし、頭の固い親だと医師以外は人として認めない、なんていう場合も‥‥」(前出・ケイコさん)
そのため親も医師という女医や看護師は、結婚前は適度に遊び、いざ結婚となると完全に「条件のみで決める人が多い」という。
一方、男性医師はどうだろうか。都内の大学病院に勤務するユキヒロさん(仮名・36歳)は、そろそろ結婚を意識しはじめているとは言うが‥‥。
「同じ病院の先生たちとは最低月2回、一緒によく合コンをやってます(笑)。相手は薬品メーカーの女性とか、キャバクラ嬢の友達とかいろいろ。1人あたり1万円くらいの店に行って、女性の分は当然コチラが払います。女医はムリですね、ノリが悪いから」
単純に食事目当てで来る女性も多いそうだが「お互いが楽しければいい」とユキヒロさんは話す。
「周りも結婚は遅いですよ。40歳くらいになって落ち着きたいと思えるまでは、遊んでストレス発散したほうがいいと先輩たちにも言われます」
ちなみに都内の総合病院に勤務する医師・タクミさん(35歳)が、こんなことを話してくれた。
「医者であることを明かすと、ときどき体調の悩みを話してくるコがいるんです。それで、ちょっと見せてって首筋を触ったり脈をはかったりするんですけど、その流れでイイ感じになっちゃうことはありますね」
現実の医師たちもまた、意外と「ドラマのような恋愛」に憧れているのかもしれない。