東日本大震災の復興支援と震災の記憶を未来に残していくことを目的に、2013年に始まった自転車イベント「ツール・ド・東北」。2018年は、石巻市から三陸海岸の6つのコースを走る2日間の大会に、3649人が出場した。
2019年も9月14・15日に開催されるこのイベントに、フィギュアスケートの羽生結弦選手がひと役買っていると、ファンの間で話題になっている。
「もちろん、羽生選手が実際に自転車に乗って参加するわけではありません。実は、ポスターに登場しているんです。2019年のポスターは、自転車競技を描いた人気漫画『弱虫ペダル』とコラボしたオリジナル作品なのですが、そのなかに自転車に乗る羽生選手が描かれているんです。9種類あるポスターのうち、5種類に羽生選手が登場しています」(スポーツライター)
羽生選手の雄姿なら、ファンにとってはポスターのイラストであっても垂涎の的。これは、話題になるのも当然といえよう。
「羽生選手は、昨年もこのイベントの『ツール・ド・東北フレンズ』に就任し、コメントをよせています。今年も、『弱虫ペダル』のファンだと公言し、“被災地のみなさんが笑顔になるきっかけになれたらうれしい”と語っています。仙台出身の羽生選手は、東日本大震災の支援に関わるイベントや企画へのこだわりは人一倍強く、今年のポスター登場も喜んで協力したのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
羽生選手のポスターは、イラストといえどファンにとってはお宝。お行儀のいい羽生選手のファンだから、ポスターをはがしてしまうようなことはしないだろうが、どうやって入手できるか、あれこれ調べているのではないだろうか。
(芝公子)