島崎遥香の記念グッズが“ぼったくり”と批判される残念な理由

 11月に芸能デビュー10周年を迎える島崎遥香に“ぼったくり”批判が殺到しているという。

 公式サイトにて9月25日に予約販売をスタートした「島崎遥香10th Anniversary グッズ」に対して、〈値段が高すぎる!〉〈ぼったくりにもほどがある〉といった声が続出しているのだ。

 なかでも批判を集めているのが「十年水」(テンネンスイ)と銘打たれたオリジナルのミネラルウォーターで、290ml入りの小ぶりなペットボトルに1本350円、40本入りケースで1万2600円という値段が付けられている。ほかには埼玉銘菓の「十万石まんじゅう詰め合わせ5個」にオリジナルの焼き印を押した「万十」(マンジュウ、860円)にも、本家との価格差を指摘する声もあるようだ。

 だがアイドルグループの運営関係者によると、これらのアイテムは決してぼったくりではないというのである。

「ミネラルウォーターの350円はごく真っ当な値段です。こういったオリジナルデザインのラベルでは業者からの納品価格が1本200円程度。それに加えて注文受付や発送を手掛ける業者の手数料も考慮すれば1本当たりの利益はせいぜい100円ほどで、利益率は3割前後にすぎません。そして『万十』(マンジュウ)についてもオリジナル品の575円と比べて高すぎると指摘する声があるものの、そもそもオリジナル品の税別に対して島崎のグッズはすべて税込で表示されており、消費税10%の差を無視した議論は乱暴に過ぎます。それも計算に入れるとグッズの利益率は3割を割り込んでおり、これでぼったくり呼ばわりされたらグッズ商売なんて成り立ちませんよ」

 他のアーティストグッズではミネラルウォーターが1本500円というケースも珍しくなく、たしかに島崎のグッズが暴利ということはなさそうだ。だが、今回の10周年記念アイテムに批判が集まることについては、致し方がないという声もあるという。アイドル誌ライターがささやく。

「公式サイトのプロフィール欄を見ると、CMにしろ映画やドラマにしろ、すべての経歴が18年より以前のものばかり。19年になってからの活動経歴は見当たらないのはいかにも寂しいところ。かつては自らのファンに対する“塩対応”が人気獲得のきっかけとなった彼女ですが、皮肉なことにネット上から『金に困ってるんだなぁ』『仕事ないんだもん』と、塩対応を浴びせられてしまっています」

 アイドル物販としては比較的普通の値段とも言える価格設定が、購入するファンならともかく、そもそも買うつもりもない向きからの「ぼったくり」呼ばわりは気の毒なのかもしれない。

(白根麻子)

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