昨今の訪日外国人の急増や2020年の東京オリンピックに向けて宿泊施設不足が叫ばれている中、キャンピングカーによる宿泊が、新しい旅の可能性として広がっているようです。
そこで、2019年9月20日~22日に幕張メッセで行われたキャンピングカーに関するイベント「カートラジャパン2019」でみつけた、今のトレンドが分かるキャンピングカーを紹介していきましょう。
ちなみに、カートラとは「カー&トラベル」の略称。これにはパック旅行では得られない、出発到着時間の自由、旅先の自由、ペット同伴の自由、宿泊方法の自由など、さまざまな旅の楽しさが期待されています。
■1泊2日10,000円から。車内泊できる軽自動車のレンタカー
これまでキャンピングカーというと、高額で一般人にはとても手の届く代物ではないというイメージがありました。でも、出展していたニコニコレンタカーでは、車中泊仕様の軽自動車が気軽にレンタルできるようになりました。なんと、1泊2日10,000円から。キャンピングカーを「ちょっと試してみたい」という人には、ぴったりではないでしょうか。
■木のぬくもりと床の一部が畳敷きのキャンピングカー
イベントの中でもひと際目を引いたのが、内装・外装工事を手掛ける古崎の、「木のぬくもりのあるサロンカー」をコンセプトにしたキャンピングカーでした。一般的なよくあるキャンピングカーと比べ、シックで落ち着いた印象です。床の一部が畳敷きで、日本人が車内でもくつろぎやすい内装になっています。
■防災に役立つ高級トイレカー・お風呂カー
キャンプに限らず、防災時に役立ちそうな車も展示されていました。例えば、ホテル並みにキレイな2つのトイレとエアコン付きの洗面所が収容された「高級トイレカー」や、世界に1台だというバスタブ付きの「お風呂カーHAYABUSA」。この2台があれば、ホテル並みのステイが叶うかもしれませんね。
このイベントを通じて、キャンピングカーは思っているよりもハードルが低く、身近に利用できる存在になっていることが肌で感じられました。「キャンピングカーなんて高くて手が出ない」「長時間の乗り心地が不安」「お風呂やトイレが不安」などと考えていた人は、要チェックです!