お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が10月13日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、新幹線の“トイレ使用中”ランプの存在に苦言を呈している。
新幹線では乗客がトイレに入った際、他の乗客に知らせる為、客室ドアの上部に「トイレ使用中」のランプが光る仕様となっているが、松本はこのシステムについて、「あれ、やめて欲しいわぁ~」と嫌悪感を示すと、その理由として「行ってるのが丸出しじゃないですか。俺、女性の人、気になると思うけどなぁ。あれって個人情報じゃないかな~」と説明し、繊細な一面を覗かせた。
しかし、その場に居た女性共演者からは賛同の声がなく、ゲストのヒロミは「女性の方が気にならないよね。多分、男の方が気になるかもしれない」「男の子は小学生の頃から(トイレが大と小で)分かれてて、“大”の方に入るのは命がけだったところがあるじゃない。それをいまだに引きずってんだよ」などと解析し、学生時代の男子トイレの構造が松本の羞恥心の要因ではないかと推測した。
「これについてゲストの安藤優子は、小学生が“大”の個室に入ることが『なぜ命がけなんですか?』と疑問に感じていましたが、ここは男子と女子でくっきりと意見が分かれるポイントなのかもしれません。男性であれば、小学生時代に“大きな方”をしたくなった場合、周囲になるべく悟られないようにコソコソとしながら敢えて学生による使用頻度の少ない理科室の前の“人里離れた”トイレなどを利用した経験があるでしょう(笑)。しかし、女子は全てが個室のタイプになっており、“大”をしているのか、“小”をしているのかは分からない為、男子が“決死の思い”で個室に入る心情が理解できないのかもしれません。仮に男子が“大”の個室に入っていることが周囲にバレた場合、すぐに嘲笑の的にされてしまいますからね…」(テレビ誌ライター)
こうした男性による“大きい方”へのトラウマはやや過剰にも思えるが、ネットでは「同世代です。気持ちはすごく理解できます」「女性は全て個室使用の歴史があるから、男子にしか分からない微妙さかな」「(トイレ使用中のランプが)個人情報ではないと思うが、ある程度勇気が必要だった記憶はある」「小中学生の頃は大をしたい時は学校を抜け出して家に帰ってからしていた記憶があります」などといった賛同の声が上がり、様々な“苦労の体験談”が寄せられている。
もちろん新幹線の「トイレ使用中」ランプは利便性を重視した仕様ではあるが、松本を含む一部の男性にとっては古き良き“苦労の時代”がフラッシュバックしてしまうのだろう。
(木村慎吾)