1年半ぶりのドラマは好スタートを切れるか。木村拓哉が主演するTBS系ドラマ『グランメゾン東京』が10月20日にスタートする。
TBSも海外ロケなどを敢行し、多額の制作費を投じているため、負けられないドラマとなるのだが、肝心な初回放送がコケるかもしれないと業界の注目が集まっているのだ。
木村の主演ドラマは昨年1月期の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)以来。TBSにとっても17年1月期の『A LIFE~愛しき人~』ぶりのキムタクドラマとなるだけに、絶対にコケるわけにはいかないところだろう。海外ロケ以外にも、これでもかというほど番宣番組を用意して、万全の態勢で臨んでいるという。
「キムタクのネームバリューにTBSの協力体制があれば、フツーなら2ケタ視聴率も間違いないところ。しかし、放送の直前に、破竹の勢いを見せているラグビー日本代表戦があるため、TBSに楽観ムードは見当たらない」(テレビ関係者)
グループリーグを首位で通過した日本は、まさに20日、南アフリカとベスト4をかけて激突。この模様はNHK総合で生中継される。前出のテレビ関係者が言う。
「時間通りにキックオフすれば、木村さんのドラマがスタートする時間までにはギリギリ試合は終わっていますから、影響はありません。ただ、引き分けで延長戦となったらそれこそ、ドラマは割を食います。それに、接戦で最後の最後で劇的に勝つような展開になったら、試合が終わって余韻に浸る人も少なくないでしょうし、チャンネルをTBSに回す人がどれだけいるでしょうか。TBS局内では『展開しだいでは1桁もあるかも』と不安視している人もいますよ」
13日に行われた日本対スコットランドの試合の平均視聴率は40%近くを記録している。その割を食って視聴率が1桁発進となれば、木村もTBS関係者も「ちょ待てよ」と口を揃えることだろう。