プロ野球・読売巨人軍は10月16日、鈴木尚広外野守備走塁コーチの退団を発表した。鈴木コーチから球団に「一身上の都合」で退団したいとの申し入れがあり、球団が了承した。日本シリーズ目前の大事なときに、一体何があったのか。
「鈴木コーチは福島県の相馬高校卒業後の97年に巨人に入団(ドラフト4位)。当初は故障も多く1軍に上がることさえできなかったのですが、徐々に走塁に磨きをかけ、原辰徳監督が初めて監督に就任した2002年に初の1軍入りを果たし、16年に巨人一筋の現役生活を終えています。実働15年で通算安打355本は少ないかもしれないですが、それでも長く現役生活を送れたのは“快足”があったから。“代走のスペシャリスト”として、通算228盗塁を記録しました」(スポーツ紙記者)
鈴木はその後2年間、野球解説者として勉強し、原監督3度目の監督就任となった今年から巨人に復帰し、外野守備走塁コーチに就任。主に一塁コーチとして手腕を発揮している。
「巨人の盗塁数は昨年61個でセリーグ5位タイの最下位。それが鈴木コーチになった今年は83個でリーグ2位ですから。間違いなく鈴木コーチは巨人5年ぶり優勝の貢献者の一人です。それが突然の退団。誰もが首をかしげるところですが、蓋を開けてみれば女性問題。鈴木コーチは現役時代から女遊びが派手で有名と言われていましたからね。それは結婚後も変わらなかったようです」(前出・スポーツ紙記者)
優勝に貢献したコーチが日本シリーズ開始を待たずして退団に追い込まれた女性問題については17日発売の「週刊新潮」が詳しく報じている。黒のタキシード姿の鈴木と、ウエディングドレス姿の女性の写真。どう見ても結婚式の記念写真だが、記事によれば女性は2003年に結婚した鈴木の妻とは別の女性で、2011~12年頃から交際が始まったようである。
鈴木には中学生になる息子がいるが、この相手女性にも医師の夫と二人の息子がいるというから驚きだ。まるで重婚を疑わせるような写真に、現在離婚裁判中の鈴木の妻は怒り心頭なのだとか。
ネットではこのニュースに「馬鹿じゃないの!人間のクズだな」「ダブルで不貞行為働いてるのに脳天気な記念写真? 脇が甘すぎる」「チームは大迷惑だな」「巨人軍は紳士たれは、遠い昔だよ」と、巨人ファンもアンチ巨人も大憤慨の様相だ。
他人の妻までをも盗んでしまった元盗塁王がいなくなったベンチで、チームは日本シリーズを戦っている。
(石見剣)