来年、映画「ゴジラVSコング(仮)」でハリウッドデビューを果たす俳優の小栗旬。今年7月からはハリウッドへ旅立ち、いよいよハリウッドスターへの第一歩を踏み出した。
「10月22日に配信された『週刊女性PRIME』では、事務所社長によると小栗はオーディションを受けたわけではなく、映画『ゴジラVSコング』のプロデューサーからの熱烈オファーを受けて、ハリウッド進出を決意していたことが明らかになりました」(女性誌記者)
しかし、小栗にとってハリウッド進出は長年の夢であり悲願ではなかったのだろうか。
「小栗は2014年に仲の良い俳優・鈴木亮平とある雑誌で対談した際、“俳優組合”の構想をぶち上げたことは有名な話。昔の体質が色濃く残っている日本の映画界では、いまだに映画配給会社が利益を多く取るシステムは変わらず、その構造を変えようと声をあげたのですが、映画配給会社からの圧力に屈して“俳優組合”構想が頓挫した苦い経験があります。その点、ハリウッドでは俳優の権利がしっかり守られ、契約によってクリアになっている。小栗はハリウッドの舞台で活躍することで、新たな活路を見出そうとしているのではないでしょうか」(映画誌ライター)
しかし、そんな小栗を“2つの壁”が待ち構えているようだ。ひとつは、現在渡米して特訓中だと言われている“英語の壁”だ。
「今年3月に二夜連続で放送されたテレビ東京開局55周年特別ドラマスペシャル『二つの祖国』に主演した際も、共演する新田真剣佑のネイティブの英語に比べて見劣りするという意見も聞かれました。スタッフとのコミュニケーションの問題もあり、英語力は死活問題です」(制作会社プロデューサー)
しかし、小栗を待ち構えている壁はそれだけではない。今年の9月に封切られた主演映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の公開記念舞台挨拶に登壇した際、思わぬ弱点が明るみに出た。
「共演する女優・沢尻エリカが小栗との艶シーンを振り返り、『こういうの慣れてらっしゃると思ったら、全然来なくて。もっと来いよと(思った)』と発言。蜷川監督からも『もっと触って、胸にいけっていってるのに、全然』と追い討ちをかけられ、会場の笑いを誘っていました。実は小栗はこういった艶シーンの経験がなく、戸惑っていたようです」(前出・映画誌ライター)
まさかの弱点が明らかになった小栗。2つ目の壁もなかなか、難敵のようだ。
(窪田史朗)