大みそかに放送される「第70回NHK紅白歌合戦」にて、女優の綾瀬はるかが紅組司会に抜てきされた。その理由について、NHKとの関係性を指摘する声が少なくないようだ。
「紅組司会には最近、連続テレビ小説のヒロインを起用する例が目立ちました。昨年の紅白では『なつぞら』の広瀬すずを起用しており、順当に行けば今回は『スカーレット』の戸田恵梨香か、もしくは広瀬の続投となっていたはず。しかし広瀬にはアンチが多く、戸田にはフレッシュさという面で疑問符がついたようです。それに対して綾瀬はNHKとの関係が深く、本人の好感度も高い。しかも放送中の大河ドラマ『いだてん』の視聴率が奮っていないことから、同作に出演している綾瀬に対するお詫びの意味もありそう。ともあれNHKとしては安全策といえる起用ではないでしょうか」(テレビ局関係者)
たしかに綾瀬の起用はNHKにとっては順当かもしれない。その一方で今回の決定を、ある芸能事務所が大歓迎しているというのだ。
「白組司会・櫻井翔が所属するジャニーズ事務所にとって、綾瀬の起用は最も好ましい形と言えるでしょう。女性ファンに支えられているジャニーズ事務所ゆえ、紅組司会が誰になるのかは相当な関心事。それこそジャニーズタレントを誘惑しそうな恋多き女性芸能人はぜひとも避けたいところです。その点で綾瀬には大きなスキャンダルがなく、ジャニーズタレントに手を出す恐れはなさそう。そして女性受けもいいので、ジャニーズにとって綾瀬は最善の選択と言えるわけです」(前出・テレビ局関係者)
この調子でいけば、綾瀬は“ジャニーズ御用達”という肩書きを獲得できるはず。そうなれば今後の女優業にとっても大きなプラスとなりそうだ。
(浦山信一)