お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が10月30日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBS)に出演し、とろサーモンの久保田かずのぶに激怒した過去を打ち明けている。
田中によると、2人はかつて人気ダンス&ボーカルグループ・EXILEを手本に本格的なダンスパフォーマンスにチャレンジする番組企画で共演したことがあり、その際「久保田が全然(ダンスを)覚えない。しかも真面目にやらない。もう、久保田に俺、激ギレしたのよ。“ふざけんなよ、まじで”って」と回顧。参加芸人全員がダンスを踊れず、だらしない姿を見せることで笑いを作り上げるという形式があることも踏まえつつ、「皆ができてる、っていう笑いを取るためには1人も欠けちゃダメなのよ」と笑いを作る上での連携の重要性を語ると、「久保田が出来てないのに全然練習もしないし、結局(久保田だけがダンスが下手という)笑いを全部持っていこうとしてんだろって魂胆が見えて」と、サボり続ける久保田を美味しくするために周囲が犠牲になる可能性があったことへ怒りを覚えたという。
「この企画が久保田との初対面だったという田中は『なんでこんな奴がここでこの仕事やってんだろう?』と感じたと言い、久保田を“異常な人間”として見てしまったと話しています。笑いを取りたい芸人がなぜダンスをさせられるのか、といった不満が久保田にはあったのかもしれませんが、田中を含む他の芸人は必死でトレーニングに明け暮れていたことから、やはり久保田の“だらしなさ”と田中の笑いに対する律儀な考え方が浮き彫りになってしまいます。しかも久保田には昨年末に大御所タレントの上沼恵美子へ牙を向いた“前科”がありますからね。世間からも『久保田って喋らなくても見てるだけで嫌い。嫌われキャラとは違う、何か嫌悪感がひしひしと』『久保田は人としてダメ』『とろサーモン久保田の何が面白いのか理解できない』との反発が上がり、一方の田中には『素晴らしいなぁ。笑いへの心構えや器が大きい』『田中さんが笑いに対して真剣だからこその行動ですね。やっぱり好感が持てる』『田中さんは良い人だし、面白い』という久保田とは全く対照的な反応が集まってしまっています」(テレビ誌ライター)
もちろん久保田の側にも言いたいことや反論の余地はあるだろうが、どうしても彼の過去の行いや言動と、普段から真面目な田中の振る舞いで比較してしまうのは致し方ないところだろうか。
(木村慎吾)