11月2日から3日にかけて放送された「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)の平均視聴率がビデオリサーチ調べによって5.8%だったことが分かり、昨年の同視聴率7.3%を大きく下回る歴代最低のワースト記録となっている。
「にほんのスポーツは強いっ!」をスローガンに掲げ、総合司会にはお笑いタレントのビートたけしと関ジャニ∞の村上信五を据えた今年の27時間テレビだったが、放送時期が本来の7月から大幅にずれ込み、史上初の11月となった他、裏番組でラグビーW杯の決勝が開催されるなど、多くの懸念材料を抱えた状態での放送となった。
「27時間テレビの平均視聴率としては史上最低値を叩き出してしまい、やはり批判の目が向けられるとすれば総合司会の2人、とりわけ関ジャニ∞の村上には厳しいジャッジが下されてしまう可能性が高いです。というのも、ジャニーズ事務所からは2014年にSMAPが総合司会を担い、13.1%という平均視聴率を記録しました。おそらく本人も比較を意識するのはこの年の27時間テレビになるでしょうが、5.8%と13.1%では月とすっぽん。単純に関ジャニ∞とSMAPを比較して視聴率と絡めるのは無理がありますが、ネットでも『村上くんの司会がただ騒いでるだけで全く的を射ていませんでした』『村上が、自分は大御所を遠慮なく突っ込めると勘違いしてるのがイタい。まだ中居までの域には到底届いてないのに』『村上が数字持ってない』『村上だとMC能力に無理がある』など村上の力量不足を指摘する声が多く、『村上だから見なかった』という厳しい反応も出ているほどです。必死さは十分に伝わりましたが、たしかにどこか芯を捉えていないような印象を抱かせるものだったかもしれません」(テレビ誌ライター)
関ジャニ∞ではグループ屈指のMC番長として君臨し、その話芸もピカイチな村上だが、やはり27時間テレビの総合司会という大役はもう少し経験を積んでからトライするべきだったのだろうか?
(木村慎吾)