1カ月にブログで500万円以上を稼ぎ出すといわれ、芸能界屈指の「ブログ長者」として知られるのは、元モーニング娘の辻希美である。
辻を筆頭とする「ママタレブロガー」のほか、市川海老蔵や佐々木健介など、近年、ブログ掲載で多額の収入を得るタレントブロガーが存在するようになった。
そんなタレントブログ界に大ダメージを与える「冬の時代」が到来するのではないかと囁かれている。
「今年の春ごろからタレントブログのギャラが激減するんじゃないかといわれているんですよ」
と語るのは、ブログサービスを展開するIT企業の社員である。
「ブログサービスの収益モデルは『アクセスを集めることにより広告収入を得る』ことです。タレントの方々には、サービスの広告塔として多額のギャラを支払っているんですが、それを見直そうという動きが出ているんです」
一体どのような理由でギャラ削減が検討されているのだろうか。この社員が続けて説明する。
「どこのサービスも同じですが、タレントの方々に“広告塔”として高いギャラを払っていても、ブログを新規に開設する人の増加傾向が頭打ちなんですよ。そもそも、有名人を起用する目的は『一般ユーザーにブログを始めてもらうこと』。高額ギャラでタレントブログを展開する効果と必然性が薄れてきたというのが現状ですね」
タレントブログ界を襲う「冬の時代」。この機会に、タレントブロガー諸氏に本業での奮起を期待したい。
(白川健一)