タレントのヒロミが11月19日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、タピオカ店オーナーへの“恫喝騒動”で芸能活動自粛を発表した木下優樹菜の夫で、お笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンへ同情の言葉を投げかけている。
かつて自身も、妻でタレントの松本伊代が線路内で撮影した写真を不用意にブログへ投稿してしまったことで炎上し、各出演番組で謝罪した経験を持つヒロミ。共にタレント同士の夫婦であることや、妻が世間からの猛烈な怒りを買ってしまった点など、いくつかの共通点があることから、「フジモンの気持ちはよーく分かるんで。フジモンとそういう話もしました」と明かすと、現在のフジモンの立場についても「微妙じゃないですか。旦那もバラエティで色々とやらないといけないし、でも、今ふざけてて良いのかっていう(見方もある)…。そこがバラエティ班のこういうことになって大変なところだと思うね」と同情。芸人である以上、このような状況下でも“ボケる”ことを求められてしまう難しさを説いている。
「普段、あれだけの口数でガヤを飛ばしまくっていたフジモンが、騒動発覚後の『27時間テレビ』(フジテレビ系)出演時には一切前に出ることなく、まるで本人が不祥事を起こしたかのような反省ぶりでした。しかし、テレビ局が彼に出演のオファーを出している訳ですから、本来であれば、これまで通りの“騒がし芸”を必要とされているのでしょうが、芸人としての然るべき仕事をすればするほど、世間からのバッシングが強まり、妻の復帰を阻んでしまう可能性すらあるという困難な立場にいます。この“大ピンチ”をフジモンがどのように切り抜けていくのかは多くの人間が注目しているでしょうね」(テレビ誌ライター)
ただし、これほどの窮地に立たされてしまった原因はやはり木下の“悪意に満ちたメッセージ”にあると言わざるを得ないだろう。
「松本伊代の炎上がヒロミに全く飛び火しなかったとは言いませんが、その後も変わらずに彼が芸能活動を継続できているのは、フジモン&木下夫妻とは“決定的な差”があるからかもしれません。線路内で写真撮影をしてしまうことは明らかなマナー違反ではあるのですが、松本の行為からは当然ながら他者を傷付けるような悪意や性根の悪さなどは感じられず、タレントとして致命傷となるような不祥事とは言えないものでした。しかし、一般人であるタピオカ店オーナーに対して、“ばばあ”や“こっちも事務所総出でやります”などの物騒な暴言を並べた木下は、バラエティで活躍するタレントとしてだけでなく、子供を育てる母親としてもイメージは最悪です。ネットでも松本と木下の騒動の違いについて『悪意があるかないか。松本伊代は、いい年して何やってんの、で済んだけど、脅迫は違うと思う』『しでかした内容があまりにも違いすぎる』『松本伊代はただ無知だっただけで、恫喝とかは絶対にしないだろうけどね』との指摘があり、また、ヒロミとフジモンの事後対応の差に関しても、すぐに出演番組で謝罪したヒロミに対し、しっかりとした説明を未だにできていないフジモンには『普通、嫁に逃げないで頭下げさせるか、代わりに頭下げるかしなければならなかった』『ヒロミは妻がお騒がせしてすみませんって思い切りよく自分から触れにいったのが潔い』との指摘があります」(前出・テレビ誌ライター)
フジモンからすれば、謝罪したくてもできない大人の事情があったのかもしれないが、結果的に、“言及しなかったこと”が今回の炎上をさらに加熱してしまっているのも事実。もう少し迅速かつクレバーな対応を心がけるべきだったのかもしれない。
(木村慎吾)