オスカープロモーションが毎年開催している「晴れ着撮影会」が今年も12月4日に実施され、11人の所属タレントがあでやかな振り袖姿を披露した。この恒例行事の見どころについて、芸能ライターが指摘する。
「メディアが注目するのは晴れ着撮影会での立ち位置。誰がオスカーのイチオシなのかが如実に示されるからで、今回は小芝風花が8回目にして初のセンターに抜てきされました。今年はドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)のヒロインや、金融系企業のテレビCMなどに出演しており、オスカーとしては来年にかけて小芝を若手女優のトップとして推していきたいようです」
昨年は高橋ひかるがセンターを務め、小芝はその右で二番手だった。だが高橋は体調不良で年内いっぱいの休業を発表し、出演予定だったドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(日本テレビ系)も間際で降板。その反動で小芝がセンターに押し出されたとも言えるが、芸能人には「運も実力のうち」なだけに、ここからが小芝にとって正念場となりそうだ。
だが、そんなオスカー側の思惑とは裏腹に、メディア側は、実に即物的な反応を示したというのである。前出の芸能ライターがささやく。
「各メディアが晴れ着撮影会について報じるなか、注目したいのは見出しに登場するタレントの名前。ここで各記事を見比べると、小芝風花よりも目につくのは藤田ニコルや岡田結実といった名前です。裏を返せば、ニコルと岡田の二人のほうが名前が“立っている”ということなのでしょう。その力学においては“小芝風花”は残念ながら、まだ“弱い”とジャッジされてしまった形です。事務所側の方針とはいえ、ニコルがセンターにいたほうが、座りが良かったのかもしれません」
オスカーには「女優>バラエティ」という公式があるらしく、人気・知名度で上回るニコルは4回連続で立ち位置が端っこという扱いに甘んじている。だが、メディアの扱いを見れば、ニコルこそが実質的なセンターなのかもしれない。
(白根麻子)