タレントの小倉優子が11月30日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)にゲストで出演し、ブレイク全盛時代の特異なキャラクター設定を回顧している。
“ゆうこりん”こと小倉はかつて、宇宙の彼方に存在する「こりん星」から地球にやってきたお姫様という赤面級のキャラで大ブレイクを果たしていたが、後に本人が「事務所から無理やり言わされていた」と激白し、後ろめたい気持ちのままそのキャラを演じていたとも振り返っている。
当時について、小倉は「こりん星ってテレビで言ってたから、大学では1人も友達が出来なかった。こりん星って言ってる私と友達になりたくないだろうなぁって思って、自分から声も掛けられずに(いた)」と明かし、世間からの反響が大きくなるに連れて「私は何をやってるんだろうって思うこともあった」とも語った。
「小倉がブレイクした当時は、安田美沙子や若槻千夏、ほしのあき、夏川純、安めぐみといった人気アイドルが次々に台頭した“グラドル黄金世代”であり、その先駆けとして常にトップに君臨していたのがゆうこりんでした。特に豊満さを備えている訳ではなく、トーク力も標準以下だった小倉ですから、スタートは特殊なキャラ設定に頼るしか方法が無かったのかもしれません。しかし、世間の関心が集中したのはそうした彼女の苦労話よりもむしろ、“こりん星”時代の小倉が大学に通っていたという事実にあったようで、『ゆうこりんが大学に行ってたことに驚いた』『大学行ってたんだ。知らなかった』『大学生であのキャラは…』といった声が見受けられ、『こりん星に大学あったんかい!笑』とのイジりもあります。SF染みたキャラ設定で芸能界を席巻していた時代に、同年代の一般的な学生のスタンダードと間近で接する必要があったのは辛かったでしょうね」(テレビ誌ライター)
アイドルを卒業し、結婚と離婚を経て、現在は歯科医師の男性と2人の子供に囲まれながらママタレとして活躍する小倉。かつてとは対照的な等身大の姿は多くの女性ファンをも惹きつけ、新たな魅力を創造したとも言えそうだ。
(木村慎吾)