アメリカの映画批評サイト「TC Candler」が主催する、毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」(100 MOST BEAUTIFUL FACES)の候補者が出そろった。日本からは毎年恒例の石原さとみや小松菜奈を筆頭に17人の名前があがり、その顔ぶれに注目が集まっている。
そのなかで初ノミネートされたのは女優の浜辺美波と山本舞香、そしてグラドルの林ゆめとなっている。この3人がなぜ選ばれたのか、アメリカのエンタメ事情に詳しい芸能ライターが指摘する。
「浜辺は石原に通じる日本風のお目目ぱっちり美人、山本は小松に通じる欧米風の派手な顔立ちが受けたのでしょう。そして世間的にはほぼ無名ながらノミネートされたグラドルの林ですが、彼女は選考の対象となった画像が《奇跡の一枚》だった可能性がありそう。この画像、欧米人から見ると大人気女優のスカーレット・ヨハンソンに似ており、隠れた逸材的な評価を受けたようですね。ただ普段の林とは髪型もメイクも異なる《彼女らしくない一枚》でもあるので、来年以降のお代わりは厳しいかもしれません」
そんな初顔を含む17人の内訳は、アイドル分野からはTWICEのサナ、モモ、ミナ、AKB48の岡田奈々、加藤玲奈、込山榛香、IZ*ONEの宮脇咲良、韓流グループH.U.Bのルイという8人。モデルでは丹羽仁希、奥山春花、木佐貫まやと、いずれも「テラスハウス」(フジテレビ系)の出演者となっている。女優では同ランキングの常連である石原や小松菜奈に加え、初ノミネートの浜辺と山本。そしてグラドルから篠崎愛と林という面々だ。
しかし日本には数万~数十万人もの女性タレントがいるなか、なぜ彼女たちが選ばれたのか、その理由について前出の芸能ライターが続ける。
「このランキングは主催者のTC Candler氏を中心に、20人ほどのメンバーで運営。欧米人の視点で選ばれているため、英語での情報発信を積極的に行っている韓流タレントは選ばれやすく、TWICEの日本人メンバーが3人全員入っているのも納得です。一方で日本のグループアイドルではAKB48が3人いるのに対し、いまや国内では人気絶頂の坂道グループからはゼロ。これはAKB48のほうが歴史が長いぶん欧米にもファンが多く、彼らのアンテナにキャッチされやすいからでしょう」
同様にテラスハウスのメンバーは、同番組がネットフリックスでも配信されており、世界中で観られるので、注目を得られやすいのが理由だろう。
「石原さとみは欧米人のイメージする日本人女性像に沿った顔つきで、海外ドラマにも合いそうなルックスです。篠崎愛は昨年もノミネートされており、アメリカでも童顔巨胸の需要が高いことを示しています。そして小松菜奈は一見ハーフっぽい濃い顔つきが欧米人好みのはず。もちろん映画批評サイトの運営ゆえ、映画出演の多さも見逃せません」(前出・芸能ライター)
ともあれ、同ランキングでは世界中から寄せられる推薦も重視しているので、自分の一押しタレントがノミネートされていないと憤慨している人は来年、応募してみてはいかがだろうか。
(白根麻子)