「こうして最終回を迎える時期によく視聴率で総括されますが、数字が悪かったドラマがつまらなかったかというと、決してそうではありません。ちゃんと支持を得て楽しんでもらったドラマだっていくつもあるのです」
というのは民放テレビ局関係者だ。そう言いたい気持ちもよくわかる。というのは、1月からスタートしたドラマで平均視聴率10%を超えた作品が「スペシャリスト」(テレビ朝日系)と「怪盗 山猫」(日本テレビ系)の2本にとどまったのだ。
確かにネットの書き込みには、ちゃんと観続けたと思える人たちからの温かいコメントも見受けられる。しかし、今期は爆発的なムーブメントを起こす作品がなく、総じて低調のままに終わってしまったことは否めないだろう。
そして視聴者は、早くも次期の作品に注目している。果たして大人気となるドラマはあるのだろうか。
「今期、歴代最低視聴率を記録したフジテレビの月9では福山雅治が登場する『ラヴソング』が始まります。結婚後、初の連ドラでファンが変わらずついてくるか注目です。2月の段階で生放送をジャックして番宣した『99.9─刑事専門弁護士─』(TBS系)も、日曜9時の高視聴率のドラマ枠。今期の『家族ノカタチ』が平均で9%に届かず、挽回の思いは強いはず。フジテレビはその裏にドラマ枠を新設。『OUR HOUSE』が始まります。NHKの朝ドラ『マッサン』でヒロインを演じたシャーロット・ケイト・フォックスと芦田愛菜のコンビで話題性十分です」(女性誌記者)
笑顔で初夏を迎えられるのは、どのドラマ?