大衆に夢を売り、華々しきオーラを放つ浮世離れした芸能人だが、そんな彼ら彼女らにも隠しきれない憎悪や嫉妬の念が存在する。とりわけ己と同じジャンルやキャラクターを共有する“競合タレント”同士は内に秘めたライバル心が故に「共演NG」のレッテルを貼られてしまうケースも少なくない。
2019年にも様々なタレントが台頭した以上、そこには一定の“キャラ被り”が存在し、タレントでギャルモデルというカテゴリーを奪い合うみちょぱこと池田美優とゆきぽよもまた徐々に共演の機会が減っていってしまった典型例である。
小麦色に焼けたギャルな風貌、明るくポジティブ、オジサンを一刀両断できるという点で一致するみちょぱとゆきぽよは、個人的な不仲の関係性による共演NGというよりは、単純なキャラ被りが故の競合を避ける意味での共演NGだという見方が強く、それぞれがそれぞれのステージで奮闘している印象だった。
二人が不仲であるという疑惑が取り沙汰された今年の5月に、みちょぱが自身のツイッターを更新。〈大人数じゃない限りだいたい1つの番組に1人で十分だから、同じ番組に出ることって中々ないのでそれでNGだと思われても仕方ないことなのかな?〉と投稿すると、ゆきぽよも〈また御一緒できるときよろしくお願いします〉と反応し、それにみちょぱが〈こちらこそです〉と返すというやりとりが公開されて、疑惑を払拭してみせた。
「みちょぱの分析どおり、一つの番組で2人のギャルは不要であり、故にみちょぱとゆきぽよのどちらか一方をキャスティングした場合、片方にはお呼びの声がかからず、バラエティの選抜が行われるたびに2人は相見えないながらも常に椅子取り競争をしなければなりません。直接的な不仲が無くとも、結果として事実上の共演NG化しているという好例です」(テレビ誌ライター)
改めて、みちょぱのクレバーさも際立つエピソードであった。
(木村慎吾)