一日の終わりにお風呂に入ると、なんだかホッと安心して疲れも和らぎますよね。でも、お風呂はお風呂でも、銭湯ならより“幸福度が高い”ことが、研究によって分かっているというのです。
お風呂・温泉医学研究の世界的権威である早坂信哉教授が、2018年に行った大規模な調査に基づき発表した研究論文『銭湯利用と健康指標との関連』によると、なんと「銭湯で入浴することが多い人ほど自覚する健康状態が良好で、声を出して笑う人が多く、幸福度が圧倒的に高い」ことが判明したそうです。
銭湯は、直接人と会ってコミュニケーションを図る場であり、いろいろな人と話す機会が多く、笑うチャンスが多いといったことがその理由の一つ。また、銭湯は広くて、のびのびとした開放感があることもいいのだとか。いつもとは違った環境に身を置くことによる効果もあるそうですよ。さらに、デジタルデトックスの意味から、ストレス軽減効果もあるといわれています。
ストレスを感じていたり、幸福度が低いと思ったりしたら、たまには銭湯に出向いてみるのもよさそうですね。