女優の鈴木杏樹が12月18日にTBSラジオ「伊集院光とらじおと」にゲスト出演し、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功について言及。その人柄を「本当に温かいんです」と語っている。
1992年にTBSで放送され、浜田が主演を務めていたドラマ「十年愛」への出演で女優デビューを飾った鈴木だが、撮影現場では「出来ないことだらけで怒られるんですよ。TBSのありとあらゆる方々に怒られて、いつも涙がちょちょ切れて帰っていたんです」と明かし、新人時代の心労を振り返ると、浜田とその共演者である女優の田中美佐子からは温かい対応を受けていたという。
鈴木は、自身が現場で泣き出してしまった際、浜田が必ず“タバコ休憩”を取り始め、「私の涙待ちを、自分のタバコ待ちにしてくださって。私をかばってくださって。俺がタバコ吸いたいから、ここ休憩(の時間)みたいなことにしていただいて」と当時を回想。鈴木が泣いてしまったことによる撮影の遅延を目立たなくする為、浜田が気を利かせてタバコの休憩を敢えて取っていたと説明した。
「田中からも女優としての将来を後押しされ、“頑張りなさい”と激励されたことを明かした鈴木。とりわけ、バラエティ番組での強面キャラが板についている浜田の思い遣りに満ちた振る舞いには、ネットからも『浜ちゃんに男気を感じた』『浜ちゃんってほんと優しい人だね』『やっぱ好きだわー』『浜田さん、やはりすごいなぁとしか言いようがない』との歓声が飛び交っています。相方の松本人志に比べ、俳優としての活動も多い浜田については、過去の共演者から“バラエティの現場とドラマの現場ではまるで別人”だと度々明かされており、主演としての看板と重責を背負いながらも、しっかりと周囲の状況を俯瞰的に見られる視野の広さがあるのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
バラエティでは若手をド突き回し、ドラマ撮影現場においては新人の女優へ救いの手を差し伸べる。そんな浜田のギャップには鈴木含め、多くの共演者が魅了されてきたにちがいない。
(木村慎吾)