12月20日、米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が最終回を迎え、翌日発表された平均視聴率は19.3%と、期待された20%を割り込んだ。全話の平均視聴率も18.39%で、20%越えとはならなかった。
それでも、視聴者にとっては納得のいくストーリーだったようで「楽しかったー! あっという間に終わってしまった気がする」といったコメントや、人気シリーズなだけに「未知子面白かった、ありがとう。お疲れさまでした」「あー面白かった。未知子お疲れ様!」「面白かったー! 皆さんお疲れ様でした」など主演の米倉をはじめ、出演者らを労うコメントが次々に寄せられた。
「米倉は、今作のクランクイン前、“低髄液圧症候群”により、ふらつきや倦怠感、吐き気などの症状に悩まされたと告白しました。ドラマが始まってからも、米倉の体調を心配する声がネット上にあがっていましたから、無事に最終回を迎えたことで、視聴者の米倉に対する労いと感謝の気持ちが書き込まれたのでしょう」(テレビ誌ライター)
また、ドラマウォッチャーは、20%には届かなかったが「いいシリーズだった」と語る。
「最終回で未知子は『救える命は絶対に救う』という信念を口にしました。がむしゃらに患者に向き合う未知子の根っこは何なのか、鮮やかに解明してくれました。そして、この信念が、出世に腐心する周りの医師たちをも巻き込んだ。視聴者が納得するエンディングだったと思います」
数字だけを見れば“失敗”という向きもあろうが、作品としては“大成功”だったようだ。