年末年始、多くの女性たちがさいなまれるといえば「義実家帰省」の憂鬱ではないでしょうか。
ゼネラルリサーチが2019年8月に実施した調査によれば、“義理の実家に帰省する妻”に、「義理の実家に帰省することについて当てはまるものを教えてください」と質問したところ、「休んだ気がしない」が25.2%で最も多く、次いで「気が進まない」で23.0%と、上位はネガティブなものになりました。やはり義実家帰省は、嫁にとっては厳しいものであるようです。
一方、息子一家を受け入れる姑側は、どんな思いを抱いているのでしょうか?
同調査で姑に「義理の嫁が帰省してくることに対して当てはまることを教えてください」と質問したところ、「ゆっくりしてほしい」が1位で30.7%、次いで「ごちそうを作ってもてなしたい」が24.8%、「楽しみ」が23.6%と、ポジティブな意見が続きます。
この嫁姑の意識の差は大きいものです。幼児教育研究者である大原敬子さんの著書「悩みがスッキリ消える 嫁姑が幸せになれる100の知恵」(PHP研究所刊)には、お義母さんの食べ方や咳払いなど、ちょっとした仕草が気になる場合、自分の感情を抑圧していると書かれています。つまり、何かを我慢をしているというわけですね。
怒りを我慢していると、ちょっとしたことにイライラしがち。そのイライラを我慢し過ぎると、とてつもなく大変なことになります。義実家帰省は憂鬱ではありますが、一人の時間をなるべく取る、旦那さんに話を聞いてもらうなど、我慢はほどほどにして、なんとかストレスの溜まらない工夫をしたいものですね。