受験生にとって、年末年始は本番に向けた追い込み期間ですよね。学生は家で過ごす時間が長くなる時期のため、健康管理に力を入れているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで、イオレ社が2019年の10月と11月に「らくらく連絡網」を利用中の子育て世帯1,000人を対象に行った「風邪・インフルエンザ予防対策」についてのアンケート結果から、家庭でできる予防法に迫ってみましょう。
調査で「効果的だと思う風邪・インフルエンザ対策」を尋ねた結果、TOP5は「手洗いうがいの徹底」(87.3%)、「マスク」(75.9%)、「加湿」(68.3%)、「予防接種」(63.9%)、「空気清浄」(36.1%)だったそう。事前にできる予防としては予防接種を、生活環境を整える工夫としては乾燥対策やウイルス除菌を、日々のケアとしてはマスクや手洗いうがいの徹底をしている家庭が多いようです。
「お子さまに風邪・インフルエンザ予防について普段から話していること」を尋ねた結果では、「手洗いうがいの徹底」(85.3%)、「規則正しい生活」(63.1%)、「外出時はマスクをつける」(44.6%)が多く挙げられ、中でも受験生を持つ家庭で回答が多かったのが「外出時はマスクをつける」(59.9%)だったとか。ウイルス除菌対策をしている受験生家庭では、約半数が今年に入ってから追加で家電やグッズ購入をしている実態も判明しています。
また、「外出時に気を付けている風邪・インフルエンザ予防対策はありますか?」という質問には、「マスクをつける」(78.8%)、「こまめな水分補給」(54.0%)、「人混みにはなるべく行かない」(48.3%)という回答がトップ3となったそう。ただし、受験生を持つ家庭のみを抽出した場合は2位と3位とがひっくり返り、「人混みにはなるべく行かない」(55.1%)が「こまめな水分補給」(51.9%)を上回っています。多くの人が利用する公共交通機関や外食などはできる限り避け、外出が必要な場合はマスクを着用することで感染リスクを下げているようですね。
調査結果から、多くの家庭が子どもたちの頑張りを見守りつつ、健康管理のための工夫を取り入れている実態が分かりました。受験生にとっては、安心や勇気になっていることでしょう。
風邪やインフルエンザ対策には、体力の維持や規則正しい生活も重要です。夜はゆっくり湯船に浸かり、体を温めてからぐっすりと眠る。そして、栄養バランスの整った食事をとって、勉学に励むことができるように体調を整えましょう。受験や健康管理への不安が不眠や食欲不振を招き、免疫力の低下につながることもありますから、大きく構えて前向きに過ごすことも大切です。見守る側も頑張る側も、肩の力を抜く時間を確保し、リラックスすることも忘れないでくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)