戸田恵梨香主演の朝ドラ「スカーレット」(NHK)。12月25日の放送回でヒロイン喜美子の父・常治(北村一輝)の最期が描かれ、ネットでは号泣コメントが殺到した。
「このドラマは、焼き物の故郷・信楽を舞台に、女性陶芸家の先駆けとなったヒロイン川原喜美子の波乱万丈の生涯を描く物語。25日の放送回では、食が細くなった常治を元気付けようと、常治の親友・大野(マギー)と息子の信作(林遣都)が常治と約束した松茸ご飯をご馳走しようと深夜に山へ。山盛りの松茸で松茸ご飯を作るも、常治は家族や大野一家に看取られて息をひきとるというストーリーです。深酒や借金などダメ親父ぶりが目立つも、家族に深い愛情を注いできた常治が、家族の幸せを願い、喜美子の頭を撫で『ほな…またな』といって眠るように亡くなる最期を見た視聴者からは『うわあああん、お父ちゃん!朝から号泣してしまった!』『お父ちゃん…朝から涙腺崩壊 幸せな人生だったね』といったコメントがネットにも殺到していました」(テレビ誌ライター)
放送直後の生番組「あさイチ」の“朝ドラ受け”では、MCを務める博多華丸が「ファンデーション塗り直しですね、出勤前に」とコメントすると、近江アナが涙を拭う一幕も。「まさかクリスマスの朝にこうなるとは」と呟く大吉に「ホントだよ、クリスマスに、もうもう。。。」といった死を悼む声も寄せられた。
「北村が12月14日、生番組『土曜スタジオパーク』(NHK)に出演した際、『スカーレット』が始まった頃、初めてエゴサーチを行ったところ、常治の“ダメ親父”ぶりに業を煮やした視聴者から『琵琶湖に沈めてしまえ』といったコメントが書かれていたと明かし、スタジオの笑いを誘っていました。ところが回を追うごとに評価は一変。このことを覚えていた視聴者からは『今日こそ、エゴサーチしてください』『常治ロスの声が溢れていますからー!!』といった声も溢れています」(前出・テレビ誌ライター)
今まで悪役や個性的な役が多かったためか、朝ドラは今回が初出演。「土曜スタジオパーク」に出演の際、みずから「ジョン万次郎が主役の大河ドラマにぜひ主演したい」と野望も口にしている。役者を志す前は、商船高専に通い“海賊”に憧れていたという北村。朝ドラで好感度・知名度共にアップした今、チャンス到来となるか!?
(窪田史朗)