近年、40代の出産は珍しくなくなっています。では今、国内の初産年齢はどうなっているのでしょうか。
厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」の第1子出生時の年齢データによれば、平成30年で最も多いのは25~29歳の約13.8万人、次いで35~39歳の約7万人でした。昭和50年の平均年齢が25.7歳であったところ、平成30年は30.7歳となっており、平均年齢は昔と比べて上がっているようです。
40歳を過ぎると、確かに全体の出生数は減りますが、40~44歳は1.8万人、45歳以上は766人います。しかも、45歳以上は平成27年の622人に比べて約140人増えています。そもそも出生数は年々減っているため、その割合が下がることから純粋に人数では比べられませんが、45歳以上の女性の出生数が増えていることは間違いありません。
「高齢出産はリスクが高まる」といわれているのも事実ですが、逆をいえば「高齢出産の知識を携えれば40代が出産を考えることはあり」とはいえそうですね。