新年1月スタートのドラマは、医療モノが6作品も出そろった。
まずは、天海祐希主演で大注目の「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(日本テレビ系)。伊藤英明主演「病室で念仏を唱えないでください」、上白石萌音主演「恋はつづくよどこまでも」(ともにTBS系)。小泉孝太郎主演「病気の治しかた~ドクター有原の挑戦~」(テレビ東京)。柄本佑主演「心の傷を癒すということ」(NHK)。
そして、先陣を切ってスタートするのが、1月9日夜10時放送の松下奈緒主演「アライブ がん専門医のカルテ」(フジテレビ系)だ。
物語は、“がんのスペシャリスト”と呼ばれる腫瘍内科医の恩田心(松下)と、“サイレントキラー”と称される膵臓がん手術におけるスペシャリストの外科医・梶山薫(木村佳乃)がタッグを組み、医師として最良の医療を目指す中での戦いや苦悩を描いている。
それにしても、同クールで6本も医療モノが放送されるのはなぜか。
「医療の進歩に伴い、日本は世界でもトップレベルの長寿国です。と、同時に健康を保つこと、病気を早期発見して治療をすることは、多くの人の関心事となりました。だからこそ、各局で医療バラエティ番組が放送され、安定した視聴率を得ています。その流れが、ドラマにも波及してきたということではないでしょうか。単なる恋愛やヒューマンドラマではなく、そこに医療問題が加味されることによって、視聴者の興味を刺激していると思います」(テレビ誌ライター)
この中で「ドクターX」(テレビ朝日系)を超える作品が出てくるかどうかにも、注目したいところだ。