俳優の桐谷健太が1月29日、東京都内で行われた酒造メーカー「KIRIN」のイベント「うまさをお届け!のどごし〈生〉新春まつり」に登場し、不貞騒動に揺れる東出昌大とW主演中のテレビ朝日系ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」について言及した。
同ドラマの放送を巡っては、妻で女優の杏を裏切った東出による“3年不貞”が世間の怒りを買い、打ち切りを求める声も多く上がっている状況となっているが、これに関して桐谷は「僕が今言えることは、スタッフさんとキャストの皆で最高の作品を作るために1つになって全身全霊、全力でやっています。嫌悪感を抱いてる人もいると思うけど、面白い作品ができていると思う。是非見て頂けたらありがたい」とコメントし、現場では関係者と演者が一丸となって良作となるよう努めていることを明かすと、続けて「僕の連ドラ初主演作なので、是非見て頂けたら嬉しいです」とし、同作が連続ドラマの主役を飾る最初の作品である点も説明していた。
「2007年公開の映画『GROW 愚郎』にて初主演を飾って以降、ドラマなどでは名脇役として迫真の芝居を見せてきた桐谷は、撮影前から熱心な役作りに励むことでも知られる実力者で、過去に井筒和幸監督からも役者としての存在感を絶賛されたこともあります。今回の『ケイジとケンジ』ではようやく連ドラでの初主演を任され、俳優としてのステップアップを図る絶好の機会でしたが、第1話放送後に東出のスキャンダルが発覚するという憂き目に遭い、第2話の視聴率も大幅に下落。もちろん全てが東出の責任ではないにせよ、相方の不貞騒動によって記念すべき初主演作に泥を塗られたのは事実です。本来は東出への苦言を吐きたいところかもしれませんが、グッとこらえてドラマの視聴を促したのも放送の継続を願ってのことでしょう。そんな桐谷に対し、ネットでは『この人も被害者。イライラ抑えてこれを言えるのは偉い』『士気を高めようと一番頑張ってるのは桐谷さんかも』『とばっちりにも程がある』との声が集まり、『キャストやスタッフ、作品には全く罪はないし、頑張ってほしい』というエールもありました」(テレビ誌ライター)
東出へ物申したい気持ちもあるだろうが、今はW主演を任される大事な相棒でもある。怒りを堪えながら、最高の作品を届けることだけに専念していると言えそうだ。
(木村慎吾)