おでんといえば、熱々の湯気。冬の風物詩ですよね。そんなおでん、ただ美味しいだけではなく、健康的にもよいと注目されているんです。
管理栄養士の北村文乃さんによれば、おでんは一品でいろいろなものが食べられることから、さまざまな栄養が摂取できるメニューなんだとか。例えば「大根」。北村さんは、余分な塩分の排出を促すカリウムの他、食物繊維、骨の栄養となるカルシウムなども含まれるので、子どもから大人まで幅広く食べて欲しいといいます。
また、定番具材の「卵」は完全栄養食。ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養を含んでいるので、積極的に摂りたい食材とか。「こんにゃく」は不溶性食物繊維を多く含むことから、整腸作用も期待できるそう。セラミドも含まれていて、これは肌の水分の蒸発を防ぐため、冬の乾燥対策にもオススメ。「はんぺん」は低脂肪、高タンパクであり、ダイエット中の方にも安心していただけます。ビタミンB群も含むため、栄養面でも期待できるそうですよ。
定番具材だけでも、これだけの効果が期待できるとは! おでんは意外な健康フードだったようですね。寒い季節、ぜひ熱々のおでんで体調を整えましょう。